インドの手仕事布

紡ぐ

インドの伝統的な糸車「Charka(チャルカ)」で手紬ぎされた糸を、手織りしてつくられる生地(素材は主に綿)を「カンタ」といいます。手紬ぎの糸は撚りがやわらかいので、肌触りがよく、吸湿性・速乾性にも優れています。


織る

糸ムラや織りムラは、手紬ぎ・手織りならではの味であると同時に、それが空気をはらむため、夏は涼しく、冬はふんわりとあたたかいのが特長です。


染める

インドはインディゴ染色の最も古い中心地であったとされ、私たちが訪ねた小さなアルチザンの村では今も、昔ながらの方法で発酵させて染料をつくり、藍染めを行っていました。あらゆる自然条件が影響し、微妙に変わる色が魅力です。


プリントする

木彫りのブロックを染料に浸しつけて押していく「ハンドブロックプリント」は、インドのラジャスターン地方で500年以上続いている手法です。木版づくりから仕上げのアイロンまで、すべて手作業で行われます。


刺繍する

インドのベンガル地方に伝わる刺し子刺繍の生地は「カンタ」と呼ばれています。古くなったサリーなどを重ねて縫い合わせることでリサイクルするための知恵として生まれ、女性たちの自由で愛情に満ちた表現の場となり、様々な刺繍のテクニックが母から娘に受け継がれてきました。